自然科学
数学・統計学
どんな学問か?
数学・統計教室が担当する教科は「数学Ⅰ・Ⅱ」と「統計学Ⅰ・Ⅱ」です。「数学Ⅰ・Ⅱ」では担当者が専門領域を主として解析学(微分・積分)と線型代数(行列と行列式)及び数学基礎論を教えています。それぞれの担当者は高校の数学との接続を考えて復習から、学部の専門教育科目において必要とするところまで指導しております。「統計学Ⅰ・Ⅱ」ではデータの整理(記述統計)から推測統計(仮説検定)までの領域を教えています。コンピュータの出力結果も統計理論を十分理解しないとその結果の統計的な意味が理解できないので統計理論も重要です。
担当教員
情報科学
どんな学問か?
「情報科学」は「コンピュータサイエンス」にほぼ同義だと言ってよいだろう。つまり、コンピュータに関する科学である。そこには実に多用な分野が含まれるが、中でも計算数学と情報通信の理論が柱となるものであろう。たとえば、暗号理論という分野もあるが、それは計算量理論なしには展開できない。よって暗号理論もまた情報科学の一分野だと言ってよい。
担当教員
物理学
どんな学問か?
物理学は、自然科学の土台をなす学問であり、物事にとって何が本質的に重要であるのかを実証的に追及する。物理学の知識と手法は、自然科学系の学生にとってはそれぞれの専門課程の科目を習得する基礎となり、文系の学生にとっては様々な問題を抱える現代社会で活躍するための基礎となる。
物理学教室は、実験(「物理学実習」)や視聴覚機器を利用した講義(「物理学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」、「薬学物理学入門Ⅰ・Ⅱ」)により、受講生が基礎的な物理学の知識および事実に基づいた柔軟な思考力を獲得できるように教育を行っている。
担当教員
化学
どんな学問か?
化学教室は現在、常勤教員3名、非常勤講師3名、実験助手3名の世帯である。全学部に向けた講義とセミナー、歯・薬学部の実習および各自の研究が仕事である。化学と聞けば亀の甲や暗記や計算の大変な科目というイメージを持たれる方が多いと思うが、必須として化学を必要とする学科以外にはそのような教育は行っていない。当教室教員は出身学部が色々で、ここへ来る前の経歴も様々なのでそれらに基づいた分かりやすい教育に腐心している。
担当教員
生物学
どんな学問か?
生物学教室には4人の専任教員がいます。教養部という部門で、広く学生に生物学を講義するため、様々な研究分野の教員が集まっています。各教員の研究テーマは次の通りです。
浅原 正和:哺乳類の歯や頭骨のかたちの進化を研究している。また、生物学的な研究以外にも、生き物と関連した人間の歴史にもテーマの幅を広げている。
池田 健:細菌類に薬剤耐性をもたらす薬剤排出ポンプの機構を研究テーマにしている。特に多くの薬剤を排出する多剤耐性の機構は医学的にも注目されている。
遠藤 哲也:両生類と哺乳類の四肢再生に関する研究。教養教育としてのサイエンスコミュニケーションに関する研究。
水上 茜:植物の進化過程で一番最後に誕生した植物群であり、約26万種と植物分類の中で最も繁栄してる被子植物の受精機構を研究している。