教養部の教育理念と目的

禅仏教の伝燈(でんとう)に根ざした本学の建学精神「行学一体・報恩感謝」に基づいて、学生一人ひとりの人間性を尊重しつつ、豊かな教養と高い品位を兼ね備えた人間の育成を目指す。

教養教育科目編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

教育内容

  1. 教養教育のカリキュラムは、大学教育の土台となる「基礎学力の育成」、ならびに多様な知識と価値観および深い洞察力を涵養する「リベラル・アーツの修得」を柱とする。
  2. 「基礎学力の育成」においては、情報収集力や言語表現力などの基礎学習力を培い、さらに課題発見力、論理的思考力、問題解決力、自己表現力を育成するために多彩な教育科目を展開する。
  3. 「リベラル・アーツの修得」においては、新たなる価値の創造と知の多様性に対応できる人材の養成を目指して、人文科学・社会科学・自然科学の広範な領域、及び学際的テーマを網羅した多種多様な科目を開講する。

教育方法

  1. 教養教育のカリキュラムは、大学教育の土台となる「基礎学力の育成」、ならびに多様な知識と価値観および深い洞察力を涵養する「リベラル・アーツの修得」を目指して、以下のような教育方法を実践する。
  2. 「基礎学力の育成」では、教養セミナーを中心として、書籍やインターネットによる情報収集の実践、レポート作成やプレゼンテーションの発表によるスチューデントスキルの向上をめざし、その集大成として、『知の旅立ち』という論文集を発行し、学習の成果を示す。
  3. 歯学部・薬学部を対象とした物理学・化学・生物学・数学では、プレースメントテストを実施して、習熟度に応じた教育を行うとともに、実習や実験を通して、歯学部・薬学部に求められる「基礎学力の育成」を促進して専門教育へとつなげる。
  4. 「リベラル・アーツの修得」については、人文系・社会系・自然系の講義科目にて同一名称の科目でも多彩な内容のものを用意して、学生の興味と学力に応じた授業を展開する。また主題系科目の中では学際的なテーマをとりあげ、複数の教員によるオムニバス授業を取り入るなどの工夫により多角的な視点を提示する。
  5. 英語科目では、習熟別クラス編成をおこない、学生個々の力に対応した授業を展開する。
  6. 情報処理関連科目、語学ではICT機器を活用して、タスクベースのアクティブラーニングを行う。
  7. ラーニング・アシスタント(LA), スチューデント・ヘルパー(SH)を活用してピアサポートを充実し、学生が協働しながら学ぶ機会を増やす。

アドミッション・ポリシー

  • 建学の精神である「行学一体・報恩感謝」の理念に共感し、常に自己研鑽をいとわず、社会の発展に貢献したい人を求める。
  • 幅広い領域への意欲的な知的好奇心と、物事の本質を見極めようとする探究心を持った人を求める。

ディプロマ・ポリシー

豊かな教養を各専門分野と融合させることによって、主体的に問題を発見・解決できる実践的能力の高い人材、ならびに多様な文化と価値観を理解し、他者との協調性を備え、積極的な社会貢献ができる人材を輩出する。