社会科学

どんな学問か?

社会学教室の担当する教科は「社会学Ⅰ・Ⅱ」である。「社会学Ⅰ」では社会学の最も初歩的な、また基礎的な、「集団」の定義と、先人による多様な集団の分類を手始めに、私たちがこの世に生まれて最初に所属し人間関係をもつ、最小集団である「家族」に焦点をあて、その役割と機能、家族の歴史的推移、とりわけ現代家族が抱えている諸所の問題等を主要テーマに捉え講義している。 また、「社会学Ⅱ」では「社会学Ⅰ」をベースに現代社会-情報化社会-の人間及び人間関係の特徴的な有り様と、人間の非人間化状況-疎外-を主要テーマに捉え講義している。

担当教員

松井真一


どんな学問か?

現代の日本では教育制度が整備され、国民の教育への意識的な関わりもさかんです。また、教育の現状への不満・不安が噴出し、教育改革が進行しています。教育学は、こうした私たちの身近にある教育のあり方について研究する学問です。一人一人が人間としてよりよく生きるためには<学ぶこと>と<教えること>がいかに大切であるかを究明し、<学ぶこと>や<教えること>をより豊かにしていく方策を探求する学問です。

担当教員

内田康弘 山口拓史


どんな学問か?

地理学は、地表面付近に存在するありとあらゆる物事を対象とし、位置・場所・地域といった切り口で分析する学問です。気候・地形・水文・植生など自然現象・環境を扱う自然地理学と、経済・産業・人口・都市など人文・社会現象・環境を扱う人文地理学の2つの大きな系統があり、地域の特色を総合的に明らかにする地誌学という分野もあります。自然地理学では自然環境保全や自然災害への対策、人文地理学では資源・食糧問題や地域活性化など、私たちが直面する課題の解決にも寄与しています。授業では、自然地理学や人文地理学の基礎的な知識の理解を目指しつつ、科目によっては地図の読み方や活用法、環境問題、身近な自然環境の成り立ちなども紹介します。

担当教員


アジア歴史資料センター 提供 / 国立公文書館 所蔵

どんな学問か?

現代は戦争の世紀と言われた20世紀が終わり、平和と共存が期待された21世紀に突入している。本教育は、新しい世紀にふさわしい歴史学研究とそれに基づく歴史教育をめざすものである。混迷を続ける国際情勢の中で、次世代の日本を担う志に燃えた<若き志士達>を養成することを目的とする。

担当教員

柴田哲雄


どんな学問か?

法というものの基礎を具体的かつ平明に、ときに歴史的観点、国際的観点をも取り入れて概説します。随時時事問題を取り上げることによって、社会的視野の拡大につとめます。法の基礎的知識、憲法を学び、時には、具体的事例を紹介して、法的思考力や法律への興味と関心を深めることを目的とする。現行の日本国憲法を理解することにより、自分自身の憲法に対する考え方を持つ、そのことにより憲法改正の議論・投票がなされる際には、自信を持って意思表示ができることを目標とします。日々の生活の中で話題に上る問題を取り上げながら、大学生としての必要な知識を整理します。自分のことばで、論理的、法的に物事を考え、それを他者に伝えることができることを目的とします。

担当教員


主な講義内容例

  1. 議会制度、首相と大統領、地域分権、憲法制度について日本、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツなどを比較しながら政治を勉強します。
  2. 国際政治に焦点をあて授業を進めていきます。授業では、国際政治の歴史についての基礎知識を備えるとともに、国際政治の視点・アプローチについて学んでもらいたいと思います。
  3. 近代国家から現代国家への移行を説明し、現代国家を自由民主主義、福祉国家という視点から考察します。

主な講義内容例

  1. 「ミクロ経済学」はこのようなわたしたちの行動(意思決定)と,取引が行われる場である「市場」について分析します。わたしたちにとって身近な問題を論理的,客観的に分析しながら経済学の考え方を身につけることがこの授業の目標です。
  2. 経済学の考え方とミクロ経済学の基礎を学びます。身の回りの様々な経済現象を自分自身で「経済学で考える力」を身につけることが目的です。
  3. 経済社会の成り立ちや動きを理解するために、個々の家計や企業がどのような動機に基づいて行動を選択しているか、またその意思決定がどのように相互連関しているのかを学びます。